2021年4月より、WiMAXの新サービス「WiMAX 5G」がサービスを開始します。
WiMAX+5Gとは次世代通信規格の「5G」に対応した新しいサービスで、
これまでのWiMAX 2+回線に加えて5G回線を利用した通信が可能となります。
その大きな違いは下り最大2.7Gbpsと、WiMAX2+の約2倍の光回線並みの通信速度を実現したことにあります。
従来のWiMAX2+でも十分高速ではありますが、WiMAX+5Gとは比較するまでもありません。
更にWiMAX+5Gとは、手持ちのスマートフォンやパソコンが高速化するだけでなく
高速の通信インフラが整ったとも言えます。これにより4Kや8Kといった
高精細な映像コンテンツも滞りなく配信することが可能となった他、
高速・大容量・低遅延という5Gの特長を生かして災害現場などの
危険作業を遠隔操縦で行ったり、遠隔医療によって地方の医師不足の解消にも
貢献すると考えられています。

また、3日間の容量制限が10GBから15GBと増加したり、
端末の接続台数が大幅に増えるなどのメリットもあります。
提供するプロバイダーは現時点ではUQですが、他のプロバイダー各社も追随して
サービスの提供を開始する予定となっています。
WiMAX+5Gが利用できるデータ端末
現在、WiMAX+5Gが利用できる専用データ端末には4機種があります。
モバイルルーターでは、「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」と「Speed Wi-Fi 5G X11」の2機種で、
「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」は最大通信速度が下り2.2Gbpsで上り183Mbpsと
非常に高速となっています。
街中で使用する時や郊外で使う時でも、WiMAX+5G回線のエリア内はもちろんのこと
4G回線のエリア内でも快適な通信速度で利用できることが特徴です。

「Speed Wi-Fi 5G X11」は、WiMAX+5Gの端末無料プロバイダの中で
シンプルで安く手間のかからなさが魅力です。
山間部でも繋がるようにできるプラスエリアモードの利用料も無料なので、
アウトドアで使うときでも安心です。
一方のホームルーターには、「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」と「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」の
52機種があります。どちらも複数台接続したときの高速で安定した通信、
セキュリティも強化しているなど基本的な性能は同じです。
ただし、L11は少し薄くて奥行きがあり、L12は分厚いものの奥行きがなくスマートとなっています。